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上空61mで緊急停止!SafeAir Phantomは本当に作動するのか!?

イスラエルのParazero社から発売されたSafeAir Phantomは
ドローンが何らかの原因で自由落下あるいは異常な角度で傾斜した時、
機体の電源やシステムに関係なくパラシュートを
自動で展開、機体を安全に着地させます。

 

本動画では上空200フィート(約61メートル)の高さでドローンのモーターを
緊急停止させて本当にパラシュートが展開するかどうかを検証します。
実は今回使うPhantom 4は中古であり、格安で手に入れたドローンのようです。

 

それでもパイロットを務めるフィリップさんはとても緊張していて、
「早くここから帰りたいよ!」と話します。
果たしてSafeAir Phantomはうまく作動してくれるのでしょうか?

 

まずはフィリップさん、緊急停止の仕方を忘れたのでテストをするようです。
方法は簡単!左のレバーを右下に下ろして
「リターン・トゥ・ホーム」ボタンを押すだけです。

 

それだけでモーターはすぐに緊急停止しますが、
くれぐれも緊急の時以外は試さないでください。

 

地上で試したところ、ちゃんと緊急停止することがわかりました。
ではいよいよ曇天の大空へ羽ばたいて、空中で緊急停止する時がきました。

 

徐々に100、158、200と飛行高度を増すPhantom 4。
フィリップさんは、「風が強く吹いてるから
後方に飛ばして僕たちに近づけよう」と操作しながら話しています。

 

そう、パラシュートの展開後は風任せの自由落下なので
どこで作動させるかはとても重要なのです。
そしていよいよモーターを切る時がやってきました!
「3・2・1」とカウントした後、モーターが止まって自由落下するPhantom 4!

 

しかし、その数秒後にパラシュートが展開!機体は風任せで自由落下を始めます。
ドローンとの通信が完全に途絶えたことから、
バッテリーが抜け落ちてしまったことがわかります。

 

降下地点に駆け寄るフィリップさんたち・・
果たしてどのような状態でしょうか・・?

 

近づく途中でSafeAir Phantomの白色の部品を丁寧に回収する2人。
この細かい部品はSafeAir Phantomの再利用に不可欠だからです。
その後、ようやく機体が見つかりました。

 

被害を確認すると、まず機体下部の足が2本折れていることが分かります。
バッテリーも着地の衝撃で抜けていました。
「今日は飛ばすのは無理そうだな・・」と話すフィリップさん。

 

幸いなことにモーターは全て無事であることが確認されました。
アームもプロペラも問題もありません。
パラシュートを触りながら「これってすごく軽くない!?
素材はなんだろう?」とはしゃぐのんきな2人。

 

しかし、すぐに真剣な顔に戻ってジンバルを確認します。
この部分は非常に高価だからです。
試したところ、全く問題なく作動することがわかりました。

 

今回のテストを通じて2人が得た結論としては、
多少の破損が見られたとはいえSafeAir Phantomを
搭載する価値はあるとのことでした!

 

最大の理由はモーター停止後、スムーズにパラシュートが展開したからです
(落下速度も「スムーズ」だったと皮肉を添えてはいますが・・・)。

 

また、SafeAir Phantomは玩具ではなく
れっきとした安全装置であることが立証されたと結びました。

 

今回のテストは人や物がないことが事前に確認された場所で行われました。
十分な安全確認が行われない場所で本動画の内容を
再現することは絶対にやめましょう!

 

またメーカーよりSafeAir Phantomを装着した機体をフライトする際
必ずファームウェアのアップデートを確認するよう通達されています。

 

古いファームウェアの状態でフライトした際は、
正常にパラシュートが開かない可能性もありますので
下記の公式サイトよりファームウェアの確認が必要です。
https://parazero.com/solutions/safeair-for-dji-phantom/#software

 

SafeAir Phantomの購入はこちら
https://tohasen.com/category-4/parazero/category-301/parazero-safeair-phantom/

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