現在500ドル(約5万6千円)以下で購入可能なドローンの競争が激化しています。
ドローン業界において圧倒的シェアを誇るDJIのSparkは
399ドル(日本販売価格54,800円)まで値下げされましたが、
これはSparkに匹敵するドローンが競合他社によって登場したからです。
これからドローンを始める人にとっては選択肢が多い為、
どれを選べばいいのか悩みの種となっていると言えるでしょう。
果たしてどの機種を選べばいいのでしょうか?
それでは一つ一つ検証していきましょう!
下記のリストは各機種のスペックを比較したものです。
DJI Spark | Hubsan Zino | Parrot Bebop 2 | Xiaomi FiMi | |
価格 | $399 | $379 | $299 | $259 |
飛行時間 | 16分 | 23 分 | 25分 | 25 分 |
伝達距離 | 2000 m | 1000 m | 2000 m | 1000 m |
画質 | 12 MP | 8 MP | 14 MP (電子式映像ブレ補正付) | 8 MP |
センサー | 1/2.3″ | 1/2.3″ | 1/3.2″ | |
レンズ | f/2.6 | f/2.2 | f/2.2 | f/2.0 |
障害物センサー | Front | None | None | None |
ジンバル | 機械式二軸ジンバル(電子式映像ブレ補正付) | 機械式三軸ジンバル | 電子式三軸ジンバル | 機械式二軸ジンバル(電子式映像ブレ補正付) |
Top Video Mode | 1920 x 1080 @30fps | 3840 x 2160 @30fps | 1920 x 1080 @30fps | 1920 x 1080 @30fps |
インテリジェントフライトモード | 自動帰還(RTS), 自動追尾(フォロミー), 旋回(オービット), 自撮り(ドロニ―),クイックショット, パノラマ,画像追跡 | 自動帰還(RTS), 自動追尾(フォロミー), 旋回(オービット), ウェイポイント, ラインフライ, パノラマ,画像追跡 | 自動帰還(RTS), 自動追尾(フォロミー), 旋回(オービット), ウェイポイント, オービット (いくつかの機能はアプリ内課金が必要) | 自動帰還(RTS), 自動追尾(フォロミー), 旋回(オービット) ,固定翼, ドロニ―, 画像追跡 |
先ずは最近発売されたXiaomi FiMiからですが
その低価格から、Sparkに対抗した機種の中でも
恐らく最も興味を引く機種ではないでしょうか。
それだけでなく、同機は今回比較されているドローンの中でも
最大の飛行時間25分をたたき出しています。
1000メートルの伝達距離はSparkの半分ですが、
ドローンに初めて触れる人にとってはさほど問題ないレベル。
カメラについてはSparkと同様の戦略を採用しており、
機械式の二軸ジンバルと電子式ジンバルによる
イメージ補正によって構成されています。
次にParrot Bebop 2は長い間ビギナーにとって手堅い選択肢でした。
画像補正は全て電子式ですので、画質は多少それによって
影響を受けるかもしれません。
公式スペックとしては動画はフル1080HDとされていますが、
実際のところは720Pに近い画質のようです。
Bebop 2の飛行時間は25分で、伝送距離は2000mとSparkと同格。
今回の比較対象とされているライバル2機種を上回っており
フライトモードの操作性は良好ですが、
ウェイポイントとフォロミーモードについては
追加料金を払わなければなりません。
最後にHubsan Zinoですが、こちらは4K映像を撮影可能なこと、
そして機械式3軸ジンバルを搭載した唯一のドローンです。
この2点においてZinoはほかのライバル機種を大きく引き離しており、
23分という飛行時間も手堅いといえます。
カタログ上の伝達距離は2500mですが、
それはあくまでドローンを操作可能な最大の距離という意味に過ぎません。
ビデオが受信され、ドローンを制御可能な距離は1000m前後に限られています。
嬉しい長所として追加のバッテリーがたった20ドルで購入できますので、
この点はSparkを含めた他機種と比較しても非常に魅力的であるといえます。
以上の結果からSparkはスペックにおいて
最も印象深いドローンであるとは言えなさそうです。
今回比較した4機種の中でも飛行時間は最小の16分。
ですが、その質や洗練された機能については他機種にはないメリットがあります。
Sparkは洗練されたドローンで、そのカメラ性能も一流です。
スペック上では確かに他のライバル機種より劣るものの、
Sparkはその安定性を既に実績として残しています。
操作は直感的で、前面の障害物回避センサーは
他機種が未だに搭載していない機能です。
フライトモードも良好に動作し、DJIのクイックショットも
ユニークなパターンを揃えています。
もしこの機種の中から選ぶとするなら、既に実績が証明されている点で
Sparkが勝るのではないかと思われます。
しかしながら、DJIの競合他社も性能上の差を確実に詰めてきており
DJIはより進化したSpark 2のリリースを恐らく準備中であると思われます。
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